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経理の転職(実務経験者)

【一人経理を辞めたい…】あるあるな退職理由と有利な条件で転職するコツ

一人経理を辞めたい…あるあるな退職理由と転職成功のコツを解説!

一人経理を辞めたい…あるあるな退職理由と転職成功のコツを解説!

一人経理の仕事が辛すぎる。もう辞めたい…。

この記事では、一人経理(会社の中で経理担当スタッフが一人だけの状態)にあるあるな退職理由と転職成功のコツを解説します。

一人経理としての働き方に限界を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「一人経理、もう辞めたい…」あるあるな退職理由

↓一人経理として働く人が「もう辞めたい」と感じる代表的な理由をまとめると、以下のようなものが挙げられます。

  1. 体調不良でも休めない(有給休暇も取得できない)
  2. 社長の脱税や粉飾決算の片棒を担がされる
  3. 重すぎる責任とストレス
  4. 仕事がわからない状態で誰にも相談できず、放置される
  5. 顧問の税理士が頼りにならない
  6. 職場での孤立、孤独…
  7. 会社の将来性が不安
  8. 給料が安すぎて割に合わない
  9. 前任者からの業務引き継ぎが不十分で不安

以下では、それぞれの退職理由について詳しく説明していきます。

 

1. 体調不良でも休めない(有給休暇も取得できない)

一人経理として働いていると、体調不良でも休めないという悩みを抱える方が多いです。

特に有給休暇を取得しづらい環境では、心身の健康に大きな影響を与えることがあります。

経理業務は締め切りが厳しく、ミスが許されないプレッシャーも大きいため、体調が悪くても仕事を続けざるを得ない状況が続くことも少なくありません。

 

2. 社長の脱税や粉飾決算の片棒を担がされる

経理担当者として働いていると、社長や上司から不正行為に加担するよう圧力を受けることがあります。

特に一人経理の場合、他の意見やサポートを得にくく、そうした状況に直面しやすいです。

脱税や粉飾決算は法律に反する行為であり、関与すると自身のキャリアや法的責任に大きな影響を及ぼします。

 

3. 重すぎる責任とストレス

一人経理として働くことは、責任の重さとストレスが大きな問題となることが多いです。

経理業務は会社の財務に直結しており、ミスが許されない状況が続きます。

特に決算期には、業務量が増え、残業が常態化することも珍しくありません。

このような環境では、精神的な負担が大きく、仕事に対する不安やプレッシャーが増してしまうことがあります。

さらに、他に経理担当者がいない場合、業務の全てを一人で抱えることになり、孤独感を感じることもあるでしょう。

 

4. 仕事がわからない状態で誰にも相談できず、放置される

一人経理として働いていると、業務が多岐にわたり、誰にも相談できずに孤独を感じることがあります。

特に、初めての業務や不慣れな手続きに直面したとき、どこに相談すればよいのか分からず不安になるものです。

前任者からの業務引き継ぎがろくにされておらず、毎日自分でいちから考えながら仕事をしているケースもあるでしょう。

しかも、一人経理は従業員の給料振り込みや、銀行に提出する試算表や決算書の作成など、ミスが許されない仕事が多いため、ストレスに悩む人が少なくありません。

 

5. 顧問の税理士が頼りにならない

一人経理として働く中で、不安点や疑問点を相談できる数少ない相手が顧問税理士です。

ただ、顧問税理士は基本的に月に1回程度の訪問しかないのが普通です。

また、一人経理の企業は小規模であることが多いですから、顧問先税理士からも重要な顧客とは認識されていないことが多いのが実情です。

経験が不十分な税理士が自社を担当しているケースがほとんどでしょう。

このような理由から、一人経理が顧問の税理士が頼りにならないと感じることは少なくありません。

税理士に期待するのは、専門的な知識を活かした適切なアドバイスやサポートですが、頼りにならず相談がしづらいといった状況に陥ることも考えられます。

 

6. 職場での孤立、孤独…

一人経理として働く中で、孤立感や孤独感を抱えることは珍しくありません。

特に、経理業務は専門性が高く、他の部署との交流が少ないため、職場での孤立を感じやすいです。

特に営業担当者と仲が悪くなってしまうケースは少なくありません。

経費精算の締め切りや、接待費を認める・認めないの判断で営業マンとの利害が対立してしまうケースがあるからです。

また、経理部には他の従業員に見せられない情報(給料の金額や社長のプライベートな出費など)が集まってくるため、他部署とのコミュニケーションがしにくくなるということもあります。

 

7. 会社の将来性が不安

経理職として一人で業務を抱える場合、会社の将来性が不安になることは少なくありません。

経理は会社の決算書を作っている立場ですから、会社の業績が苦しくなっている状態についていち早く知ってしまうこともあるでしょう。

特に、経営状況が不透明な企業では、経理担当者としての責任が増し、不安感が募ることがあります。

このような状況で働くと、精神的な負担が大きくなり、仕事への意欲が低下することもあります。

 

8. 給料が安すぎて割に合わない

一人経理は一般的な経理の平均年収と比較して、給料が安く抑えられがちです。

会社の財務を支える重要な役割を担っているにもかかわらず、その責任に対して見合わない給与額となってしまうことが多いです。

不満はあってもなかなか「給料を上げてください」と社長と直に交渉できる人は少ないでしょう。

一人経理として働いている人は、まずは自分の市場価値を知ることから始めてみるべきです。

経理職専門の転職サイトなどで求人検索をかけると、自分と同じぐらいの職歴の人たちがどのぐらいのお給料を稼いでいるのかを知ることができますよ。

 

9. 前任者からの業務引き継ぎが不十分で不安

一人経理として働く中で、前任者からの引き継ぎが不十分だと感じることは少なくありません。

先輩できる同じ部署の先輩がいない状態で仕事をするのはとても不安ですよね。

一人経理として働き始めたら、前任者が在籍している間に、できるだけ質問をし、疑問点を解消することが大切です。

引き継ぎが短期間で終わってしまう場合も、自分でチェックリストを作成して、重要なポイントを整理しマニュアルを作成するなどの対処が必要になります。

一人経理がより有利な条件で転職成功するコツ

↓一人経理としてより有利な条件で転職を成功させたい方は、以下のような転職活動のコツを知っておくと良いでしょう。

  1. 転職活動は必ず在職中に始めよう
  2. 業務引き継ぎは最低限のことをきちんとやればOK
  3. 社長の「後任が決まるまで待って」なんて自分勝手は無視していい
  4. 転職エージェントは「経理職専門のところ」を使う
  5. 一人経理の実務経験を高く評価してくれる企業はある
  6. 一人経理の実務経験をより魅力的に自己PRする

以下では、それぞれのポイントについて詳しく説明していきます。

 

転職活動は必ず在職中に始めよう(もちろん会社には秘密で)

転職活動は必ず在職中に始めることが重要です。

まず、在職中に転職活動を行うことで、経済的な不安を軽減できます。

収入が途絶えないため、焦らずに自分に合った職場を見つけることが可能です。

また、在職中であれば、転職先の選択肢も広がります。

企業側から見ると、現在職に就いている人は、即戦力として評価されることが多いのです。

さらに、在職中に転職活動をすることで、退職時期を自分でコントロールしやすくなります。

次の職場が決まってからの退職であれば、円満に職場を去るための準備も整えやすいでしょう。

ただし、転職活動を行う際は、会社に秘密にすることが大切です。

情報が漏れると、職場での立場が不安定になる可能性もあります。

転職活動は、休憩時間や休日を利用して行い、職場の人に知られないように注意しましょう。

これらのポイントを押さえながら、次のステップに進む準備を整えてください。

 

業務引き継ぎは最低限のことをきちんとやればOK

一人経理は、後任者への業務引き継ぎを完璧にやろうとしてしまうと、いつまでも退職できずずるずると退職日を引き延ばされてしまう可能性が高いです。

一人経理として働く人には責任感が強すぎる人が多いので、この点は注意しておきましょう。

(会社は退職した後の人生までは責任をとってくれません)

後任者への引き継ぎの基本は、後任者が業務を理解しやすいように資料を整えることです。

具体的には、日々の業務フローや重要なファイルの場所、使用しているシステムの操作手順などをドキュメント化します。

さらに、引き継ぎの際には、後任者が質問しやすい環境を整えることも大切です。

業務の中で特に注意が必要な点や、頻繁に発生する問題についても事前に説明しておくと良いでしょう。

 

社長の「後任が決まるまで待って」なんて自分勝手は無視していい

一人経理として働く中で、社長から「後任が決まるまで待ってほしい」と言われることがあります。

しかし、それは必ずしも受け入れる必要はありません。

円満退職を目指すのは大切ですが、あなたのキャリアや健康を犠牲にする理由はありません。

(法律的には、退職の意思表示をしてから2週間で退職が可能とされています)

もし、社長の要求が過度であると感じた場合は、労働基準監督署に相談することも一つの手です。

自分の人生を大切にし、次のキャリアを見据えて行動しましょう。

あなたの健康と将来を守るための決断は、誰にも責められるべきではありません。

勇気を持って、自分の道を切り開いてください。

 

転職エージェントは「経理職専門のところ」を使う(無料で使える)

転職を考える際、特に一人経理としての経験を活かしたいなら、経理職専門の転職エージェントを利用するのが賢明です。

経理に特化したエージェントは、業界の動向や企業のニーズを熟知しており、あなたのスキルを最大限に評価してくれる求人を見つける手助けをしてくれます。

例えば、リクルートエージェントやマイナビエージェントなど、大手の転職エージェントも経理職に強い部門を持っていることが多いです。

これらのサービスは基本的に無料で利用できるため、リスクなく新しいキャリアの可能性を探ることができます。

また、エージェントを活用することで、非公開求人にアクセスできる機会も増えます。

通常の求人情報では見つからない優良企業のポジションに応募できるチャンスが生まれます。

また、転職エージェントは面接対策や履歴書の書き方なども教えてくれます。

一人経理としての実務経験をもっとも魅力的な形で職歴書や履歴書のかたちにまとめてくれますから、ぜひ活用しましょう。

 

一人経理の実務経験を高く評価してくれる企業はある

一人経理として会社のお金について広く責任を持って業務をこなしてきた経験は、転職市場で高く評価される可能性が高いです。

特に中小企業やスタートアップでは、幅広い業務を一人でこなす能力が求められるため、即戦力として歓迎されるでしょう。

経理業務は会社の財務状況を管理する重要な役割を担っています。

そのため、責任感や正確性、問題解決能力を持つ人材は貴重です。

転職市場では、こうしたスキルを持つ一人経理の経験者は、一般的な経理経験者と比べて競争力が高いと言えます。

転職活動を考える際は、自分の経験をどのように活かせるかを明確にし、企業にアピールすることで、より良い環境を見つけることができるでしょう。

 

一人経理の実務経験をより魅力的に自己PRする

一人経理としての実務経験を魅力的に自己PRするためには、具体的な成果やスキルを強調することが重要です。

まず、経理業務全般を一人で担当する中で培った「自立性」と「責任感」は大きな強みです。

これを具体的なエピソードとともに示すと、説得力が増します。

例えば、決算業務を一人で完遂した経験や、業務フローを効率化した事例などを挙げると良いでしょう。

また、経理以外の業務をサポートした経験も、柔軟性や他部門との連携能力をアピールするポイントになります。

さらに、業務の中で学んだ新しい会計ソフトの操作や、最新の税制改正への対応など、具体的なスキルも忘れずに記載しましょう。

最後に、一人経理としての経験が、次の職場でどのように活かせるかを明確に伝えることで、採用担当者にあなたの価値を強く印象付けることができます。

自己PRはシンプルでありながらも、具体性と実績をしっかりと盛り込むことが鍵です。

 

まとめ

今回は、一人経理として働いているけれど、もう辞めたいと考えている人向けに、転職活動を成功させるコツを紹介しました。

一人経理として働く人は、責任感が強すぎるほどに強い傾向があります。

仕事に責任感をもって取り組むことは社会人として大切なことですが、最終的には自分のキャリアと人生を優先する必要があります。

会社は退職後のあなたの人生まで責任は取ってくれませんから、自分の身は自分で守る覚悟が必要であることをぜひ理解しておいてください。

  • この記事を書いた人

ブログ管理人

1985年生まれの大阪人。好きな漫画は闇金ウシジマくんで趣味は英会話。妻と4歳娘の三人暮らし。
三流大学を卒業後、新卒で飛び込み営業マンになるも心を病んで退職→会計事務所(税理士業界)で働いてから経理に転職しました。
15年以上ずっと会計分野でサラリーマンしつつ、副業で会社経営もやってます。気づいたら副業収入の方が多くなってました。現在法人3期目(感謝!)

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