ハローワークの職業訓練経理コースは難しい?
↑結論から言うと、まったく簿記知識ゼロで授業に飛び込むとかなりしんどいと思います。
以下では、職業訓練経理のリアルな難易度を解説します。
転職活動において「職業訓練終了」の肩書きがどう価されるのか?についても解説していますので、これから未経験で経理職を目指す人は参考にしてみてください。
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この記事の目次
職業訓練の経理コースは難しい?リアルな難易度を解説
↓職業訓練経理の難易度については、以下のようなことを知っておくと良いでしょう。
- 簿記3級レベルの「入門テキスト」をあらかじめ読んでおこう
- 職業訓練の経理には「すでに簿記2級を持っている人」も参加している
- 職業訓練経理コースへの合格率はどれくらい?
- 職業訓練修了後の経理への転職成功率は?
それぞれの内容について、詳しく説明していきます。
簿記3級レベルの「入門テキスト」をあらかじめ読んでおこう
冒頭でもみたように、職業訓練の経理コースをまったくの知識ゼロで受講し始めると、授業がかなり難しく感じると思います。
できれば、講義が始まる前に簿記3級までの知識は勉強済みであるのが望ましいでしょう。
簿記3級の検定にはまだ合格していなくても良いので、簿記入門レベルのテキストなどをひと通り読んでいる状態にしておくのがいいと思います。
- 会計仕訳とは何か?
- 貸借対照表や損益計算書とは何か?
- 試算表や精算表とは何か?
などの基本的知識を理解した状態で、職業訓練経理の講義をスタートできると理想的ですね。
職業訓練の経理には「すでに簿記2級を持っている人」も参加している
実際に職業訓練の経理コースに参加すると、すでに簿記2級を持っている人が参加しているのをよく見かけると思います。
「簿記知識はかなりある人が、なぜわざわざ職業訓練に参加するの?」と思われるでしょう。
その理由は、彼らの中に「職業訓練修了」という「履歴書にかける肩書き」を得るために受講している人が一定数いるからです。
(彼らは、この肩書きが就職活動において一定のアピールポイントになると考えているのです)
しかし、これは後で詳しく説明しますが、私はこの目的で職業訓練経理を受講するのはやめた方が良いと思っています。
経理職は実務経験が非常に重視されるため、「職業訓練経理修了」という肩書きが自己PRとしてこくかを発揮するケースは少ないからです。
職業訓練経理修了の肩書を得るために4〜5ヶ月もかけて職業訓練に通うなら、なんらかのかたちで経理の現場に飛び込んでしまった方がよほど効果的だと思いますよ。
(お給料も稼げますしね)
職業訓練経理コースへの合格率はどれくらい?
職業訓練の経理コースの合格率は、地域や訓練校によって異なるため一概にはいえません。
ただ、実際に受講した人の情報を参考にすると、50%程度の合格率になることが多いようです。
(例えば、20名の枠に40名程度が応募するといったかたち)
具体的な数字を知りたい場合は、各訓練校の募集要項や説明会などで確認してみましょう。
窓口の職員さんが教えてくれるとていねいに思いますよ。
職業訓練修了後の経理への転職成功率は?
正直にいって、職業訓練を修了している人と、そうでない人とで採用率にあまり違いはないと思います。
ほとんどの企業では職業訓練経理を修了した人であっても、採用でのあつかいは「未経験者」となることを理解しておく必要があります。
この点については、この次の章でくわしく説明していきますので、参考にしてみてください。
【天国と地獄】経理は「入社する会社」でミスるとこんな辛いことになります…。
職業訓練の経理は無駄?個人的にあまりおすすめしない理由
このブログ記事を読んでくださっている方は、これから職業訓練校で一生懸命勉強するつもりの方が多いと思います。
そういった方々にこういうことをお伝えするのはとても心苦しいのですが、事実をお伝えします。
職業訓練の経理コースを修了しても、転職活動で有利になることは残念ながらあまりありません。
その理由について、以下で説明していきます。
「職業訓練経理コース修了」と履歴書に書いてもあまり意味がない理由
経理の世界では実務経験がとても重視されます。
たとえ職業訓練経理コースを修了したとしても、残念ながら「実務は未経験」という扱いになるのが実際のところです。
そして、未経験者と実務経験者とが比較された場合には、ほとんどのケースで実務経験者が優先的に採用されます。
わかりやすい例で説明します。
↓例えば、以下の2人の人が求人に応募してきたとしましょう。
- Aさん:職業訓練経理を修了しているが、実務は完全に未経験。
- Bさん:職業訓練経理は受講したことがないが、経理として実務経験が半年ほどある。
ほとんどのケースで、企業が採用するのはBさん(簿記知識はないけど実務経験がある人)だと思います。
そのぐらい、経理という職種は実務経験が重視されるのです。
この点は強調しすぎてもしすぎることはないので、経理への転職を目指す人はぜひ肝に銘じておいていただきたいと思います。
職業訓練経理に通うより、その間に現場の経験を積んでしまった方が良い
多くの訓練校では、職業訓練経理コースの終了まで4ヶ月〜5ヶ月かかります。
はっきりいって、これはかなり長い期間です。
私の個人的な意見としては、せっかく4ヶ月〜5ヶ月という期間をかけるなら、
職業訓練を受けるよりも、どこかの会社の経理求人に応募して、
4ヶ月〜5ヶ月間でも経理の現場の経験を積んでしまった方が良いと思います。
転職活動に1ヶ月程度かけたとして、たとえ3〜4ヶ月という短い期間であったとしても、
実際に経理として現場で働いた経験は転職活動では「実務経験」としてカウントしてもらうことが可能です。
この実務経験は、職業訓練経理を修了していることよりもずっと評価が高くなるのが実際のところです。
さらにいうと、失業中の人が職業訓練経理に参加した場合、4ヶ月〜5ヶ月間の「ブランク期間」が履歴書に生じてしまうことになります。
これによって、転職活動がかなり不利になってしまうことは避けられません。
極論してしまうと、職業訓練には人生の貴重な時間を4ヶ月〜5ヶ月消費して受講するほどの価値はない…というのが現実のところだと思います。
職業訓練で学ぶ内容(基本的な簿記と会計ソフト操作)は実務で学んだ方が身に付く
職業訓練で学ぶ経理の内容は、基本的な簿記の知識や会計ソフトの操作です。
しかし、実際の職場での実務経験を通じて学ぶ方が、これらのスキルはより効果的に身に付きます。
なぜなら、実務では理論だけでなく、具体的な問題に直面しながら解決策を見つけるプロセスを経験できるからです。
例えば、簿記の基礎知識は教室で学べても、実際に帳簿をつけたり、決算を行ったりする中で初めてその重要性や応用力を実感します。
また、会計ソフトは、職業訓練の授業でも基本操作を学ぶことができますが、実際の業務では、ソフトウェアのバージョンや業務フローによって操作方法が異なることも多いです。
さらに、実務では他のスタッフとのコミュニケーションを通じて、より実践的な知識やノウハウを吸収できる点も大きな利点です。
まとめ
この記事では、ハローワークの職業訓練経理コースについて解説しました。
難易度についていえば、これから受講される方は、最低でも簿記3級の入門テキストを読み込んでおくのが望ましいでしょう。
また、本文でもみたように「職業訓練経理修了」という肩書きは、転職活動においてはそれほど重要視されることがないことにも注意してください。
これから経理職としてのキャリアをスタートする予定の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【天国と地獄】経理は「入社する会社」でミスると辛い。
これから経理への転職を目指す方に、ひとつだけ知っておいていただきたいことがあります。
それは、経理という職種は「どういう会社に入社するか?」によって、働く環境がまったく違うことです。
↓例えば、この2つの求人を見てください。
(実際に募集されている経理求人です。募集地域だけ消してあります)
↑この2つはどちらも未経験OKの経理求人ですが、
年収が150万円も違います。
(上は年収250万円・下は年収400万円)
同じ未経験者なのに、入社する会社によって稼げる金額が1年間で150万円も違うんです。
(毎月のお給料で12万円ぐらいの差)
1つ目の求人に応募した人と、2つ目の求人に応募した人とでは、
1年後の貯金額に150万円も差がついてしまうってことですね。
2年後には300万円。
3年後には450万円の差です。
貯金450万円あったら国産の新車が余裕で買えますね。
中古ならベンツとかでも買えるかな。
(ご自分の好きなものに置き換えて「何が買えるか?」をイメージしてみてください)
同じ未経験者なのに、こんなふうに年収で大きな差がついてしまうなんて、なんだか不公平な気がしますよね。
なぜこうなってしまうのか?
↓実は、これにはちゃんと理由があるのです。
同じ経理未経験者なのに、年収で150万円も差がつく理由
経理の給料って、営業マンとかと違ってすべて固定給です。
成績によってボーナスが出たりとか、そういうことが基本的にありません。
良くいえば給料が安定している職種なんですが、
悪くいうと「個人プレーでのがんばり」がお給料に反映されにくい職種でもあるんですね。
これが何を意味するか?というと、
経理のお給料は、自分自身の能力にかかわらず、
「会社の業績」によってほぼ決まってしまうってことなんです。
会社の業績が良ければ、経理の給料もそれに合わせて高くなりますが、
会社の業績が悪いと、経理の給料はずっと低いままになってしまうんです。
同じ未経験者なのに、年収で150万円も差がついてしまう理由がこれです。
つまり、
会社の業績が良くて、今後もどんどん伸びていくホワイトな会社に入ることができたら、経理未経験者でも入社当初から高い年収を稼げます。
(例:上の年収400万円の経理求人)
一方で、業績の悪い斜陽産業のブラック企業に入ってしまうと、どんなに優秀な人でも、安いお給料しか稼げません。
(例:上の年収250万円の経理求人)
実際、能力的にとても優秀で、性格も真面目なのに、
業績の悪い会社に入ってしまったばっかりに「年収300万円もない…」みたいな状態で苦しんでるベテラン経理って、世の中にはたくさんいますからね。
↓まとめるとこうです。
- 業績の良いホワイトな会社に入社した経理。
(→最初から高い給料を稼げる) - 業績の悪いブラックな会社に入社した経理。
(→ベテランになっても安い給料…)
経理はどういう会社に入るか?が決定的に重要ってことですね。
もちろん、仕事ってお金だけではありませんが、同じ働くなら少しでもたくさんお金稼げる方が良いに決まってます。
同じ未経験者としてスタートラインに立っていても、
その時点ですでに大きな差がついてしまっている…って事態がありえることを、ぜひ理解しておいてください。
>>【スキルは不要】経理未経験者が業績の良いホワイト会社に入る方法
業績の悪いブラック会社は、職場の雰囲気も最悪…
あと、これも地味に重要なポイントなんですが、
経理の職場の雰囲気って会社の業績の「良い/悪い」によってガラッと変わったりします。
業績の悪い会社というのは、職場の雰囲気も最悪です。
みんな安い給料に不満を抱えながらしんどい仕事してるんでイライラしてますし、
業績悪い会社に限って、営業マンがやたらいばってたりしてて社員どうしがギスギスしてるんですよね。
先輩がろくに仕事を教えてくれず放置され、しかもミスをしたら怒られるとか、
お局(おつぼね)みたいなベテラン社員がいて、毎年新人を精神的に追い込んで退職させまくってるとか…。
↑こういう不毛で誰も幸せにならない働き方をしてる会社って、だいたい業績の悪い斜陽産業だったりするんです。
「貧すれば鈍する」なんてことわざもありますが、
お金がなくなってくると人間やることが低レベルになってくるものなんですね…。
この点、業績の良いホワイト会社は雰囲気がとても明るいです。
業績が良いと人材育成にかけるお金があるので、新人研修なども充実していることが多いですから、しっかりと業務知識を身につけた上で安心して現場に入っていくことができます。
未経験で入社する会社でどういう教育を受けたか?って、その後のキャリアに大きな影響を与えたりします。
未経験でよくない先輩の下に配属されて、悪い仕事のしかたを身につけてしまったら、その後に転職してもろくな評価をしてもらえなくなったりするんですね。
未経験の人ほど「どういう会社に入るか?」は重要であることを理解しておいてください。
業績の悪いブラック企業で働く経理はマジできつい
少しだけ想像してみてください。
↓あなたが未経験の新人として入社するなら、この2つの職場のどちらがいいでしょうか?
ブラックな職場…
- 年収250万円(月給約20万円)
- 新人研修なしでいきなり現場に配属され、右も左もわからない現場でアタフタしながら仕事を覚えていく…。
- みんなイライラしていて仕事を教えてくれない。教えてもらっていない仕事でミスをしたら激怒される。
- ベテランのお局が毎年新入社員をいびって退職に追い込み喜んでいる職場…。
- 部署どうし(特に経理部と営業部)の仲が悪く、年中不毛な争いをしていて疲弊する。
ホワイトな職場
- 年収400万円(月給約33万円)
- 給料高めなので余裕のある生活ができ、毎月10万円以上貯金できる。
- 経理としての新人研修をじっくり受けてから、安心して現場に出ることができる。
- 現場でも新人1人につき1名の教育担当者がついてくれ、一人前になるまでゼロから仕事を教えてもらえる。
- 人間関係がおだやかな職場で、尊敬できる上司や先輩に囲まれて働ける。
↑普通に考えて、選ぶなら給料高くて人間関係も良いホワイトな職場(年収400万円)ですよね。
もちろん、ホワイトな職場でも「仕事が楽ちん」なんてことはないですよ。
仕事に慣れるまではどんな職場でもしんどいことはたくさんあるものです。
ですが、同じ働くならお給料はちょっとでも高い方が良いに決まってるし、一緒に働く人たちとの人間関係もスムーズな方が絶対いいですよね。
何度もくりかえしになり恐縮ですが、経理は「どういう会社に入社するか?」によってその後の人生が大きく変わってしまうことをぜひ覚えておいてください。
未経験OKの経理求人はどこで探せば見つかるの?
ここからは、経理としてホワイト企業に入るには、具体的に何をどうしたら良いのか?について解説します。
結論から先に言ってしまうと、経理の転職は「どの転職サイトで求人探すか?」でほぼ決まることを知っておいてください。
学生時代の就活とかだと、
「とりあえずリクナビとかマイナビに登録して、
説明会のお知らせとかが来て、
参加したらその場で人事の人たちがていねいに勧誘してくれて、
その場でエントリーシートを書いて、
気づいたら面接に進んでいて…」
↑みたいな感じで、なんとなくの受け身でやっててもわりとスムーズに進んでいきますよね。
ですが、社会人の転職活動は、学生の就活とはかなり違います。
とにかく「ここいいかも!」思えるような会社を見つけるのが難しいんです。
特に経理の未経験者向け求人を見つけるのは難しい。
転職サイトで求人検索をかけても、
- 「経理の実務経験2年以上の方」
- 「年次決算業務の経験がある方」
- 「会計ソフト(弥生会計)を使った実務経験がある方」
↑など、実務経験者しか応募できない経理求人ばかり…で、
未経験者応募OKの求人はなかなか見つかりません。
(このタイミングで「やっぱり未経験者に経理は厳しいのか…」とあきらめてしまう人も多い)
なぜ、こうなってしまうのか?
これは、ほとんどのケースで使う転職サイトを間違えているのが原因です。
経理の求人を探すなら、経理専門の転職サイトを使わなくてはいけません。
↓転職サイトって、以下のようにいろんなところがあるんです。
「不動産業界専門・金融業界専門・コンサル業界専門」など業界に特化した転職サイトもありますし、
「年齢20代の人専門・35歳以上の実務経験者専門・ニートやフリーター支援専門」など年齢や属性に特化した転職サイト、
「営業職専門・エンジニア専門・法務職専門」など業種に特化した転職サイトもあります。
サイトによってターゲットにしている層がぜんぜん違うので、
あなたの属性や志望職種に合った転職サイトを選ぶ必要があるんです。
もし、自分に合っていない転職サイトを選んでしまうと、
本当は良い求人はたくさんあるのに「自分が応募できる求人は1件もないんだ…」なんて誤解をして落ち込むことにもなりかねません。
(これは非常にもったい無いです)
経理志望者におすすめの無料転職サイトはこの2つ
こういう悲しい事態を避けるためにも、
経理志望者は必ず経理専門の転職サイトを使うようにしましょう。
経理求人だけを集めて掲載している求人サイトなので、未経験者もOKなホワイト求人がたくさん見つかりますよ。
↓例えば、有名どころの経理転職サイトでいえば以下の2つがあります。
(いずれも無料サイトです)
- ヒュープロ(https://hupro-job.com/)
求人の「質」に徹底的にこだわっている経理専門転職サイト。
特に未経験者OKの経理求人が充実しています。未経験でも年収400万円(月給33万円)スタートの求人や、ていねいな新人研修を受けられる求人がたくさんあるので、ゼロから経理の実務経験を積みたい方はこちらがおすすめ。 - MSジャパン(https://www.jmsc.co.jp/)
経理専門転職サイトでは最大手のマンモス求人サイト(やや実務経験者むけ)
年収600万円の高待遇求人〜CFOクラスの経理求人まで、常時1万件以上の求人があります。たくさん経理求人を見てみたい方はこちら。
どの転職サイトを使うか?によって、見つかる求人の質はかなりちがってきます。
転職活動は一種の情報戦なので「情報を探す場所」をまちがえてしまうと致命的であることを知っておいてください。
コツは職種や業界に特化して転職サイトを使うこと。
経理の求人は、必ず経理専門の転職サイトで探すようにしましょう。
無料の年収診断など「転職支援ツール」をフル活用しよう
最近のトレンドとして、AIを活用した「転職支援ツール」が充実している転職サイトが増えています。
代表的なもので言えば年収診断ツールですね。
これまでの職歴や保有資格などから、自分の適正年収(あなたの職歴やスキルなら、本来これぐらいの年収を稼げるというデータ)を知ることができます。
実際に募集されている求人をもとにAIが分析してくれるので、かなり正確な金額を知ることができますよ。
↓MSジャパンの年収診断ツールはびっくりするほど金額が正確でした。無料なのでやってみる価値ありです。
【炎上しそうだけどあえて書きます】経理が転職にリクナビなんて使うな
転職サイトで求人探すとなると「学生時代の就活にも使ったし、なんとなくリクナビかな…」という感じでリクナビを使う人も多いでしょう。
確かに、リクナビは知名度ではNo.1の会社です。
テレビCMとかもたくさん出しているんで、安心感がありますよね。
ですが、すでに「経理という職種を目指す」と決めている人には、
私はリクナビはまずおすすめしません。
理由はシンプルで、登録されている求人の質が低いからです。
リクナビは「求人掲載数No.1」をかかげているだけあって、とにかくたくさんの数の求人があります。
しかし、その「質」をみると、専門サイトにはまったくかなわないといういうのが実際のところです。
なぜ、こうなるか?
その理由は、求人数を増やすことを重視している転職サイトの場合、企業側が求人を掲載するときの審査がゆるくなりがちだからです。
(そうしないと掲載求人数を確保できない)
求人掲載の審査がゆるいと、たとえばブラック企業がみたいなところも普通に求人を出せてしまいます。
未経験者の場合、ブラック求人を見分けるのがとても難しいのでリスクが高いのです。
転職サイトの内情をあんまり書くと炎上しそうなのでこれぐらいにしておきますが、
せっかく経理職という志望職種を見つけているのなら、経理の求人探しには経理専門の転職サイトを使いましょう。
転職サイトはいずれも無料で使えるものなので、使うなら専門サイト一択です。
(おまけ)最後の最後にお伝えしたいこと
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
私のブログにたどりついてくれたあなたに、最後にお伝えしたいことがあります。
それは「人間は、ゴールが具体的に見えていないとなかなか行動を起こせない」ということです。
世の中のほとんどの人は、
「仕事しんどいなあ」
「今の職場クソだなあ」
「さっさと辞めたいなあ」
と思いながらも、なんだかんだで現状維持を選んでしまいます。
みんな忙しいですからね。
ただ、そうやってモヤモヤした状態を続けていると、
なんとなく惰性で年齢30代後半・40代以上に突入してしまい、
「気づいたら応募できる求人がほとんどない。今の会社は大っ嫌いだけど、ここにしがみつくしかない…」
という状態になってしまうケースが非常に多いのです。
そういう人生も否定はしませんが、どうせなら楽しく働きたいし、お給料もたくさん稼げる方がいいですよね。
なかなか行動を起こせないのは、「何をどうしたら人生が変わるのか?」というゴールがぼんやりしてしまっているからです。
逆に言えば、「これをやれば人生が変わる」というゴールが明確になっていれば、ゴールにたどり着くために必要な行動をとれるようになるのです。
「今すぐは転職活動できない」という方へ
- いろいろ事情があって、今すぐは転職活動を始められない。
- 今の職場に不満はあるけど、なんだかんだで転職せずに残る可能性もある。
- とにかく生活のストレスが多くて、帰宅後や休日には何もする気が起きない…。
↑このブログ記事を読んでくださっている方の中には、現在こういう状態の人も多いでしょう。
転職活動なんて、はっきりいって無茶苦茶めんどくさいですよね。
特に、仕事しながら転職活動するのってめっちゃ大変。
仕事から疲れて家に帰ってきたら、パソコン開くのすらしんどい…と感じるのが当たり前です。
ですが、今すぐは転職活動できない人も、
経理専門転職サイトへの無料登録だけはやっておいた方が良いです。
日常のストレスや疲労が限界までたまってくると、
転職サイトに登録する気力すらなくなってしまうからです。
転職活動は、まずは転職サイトで求人検索して、世の中に出回っている仕事をいろいろ見てみることがスタート地点です。
その中からなんとなく気になった求人が見つかったら、
そのページを印刷したり、ブラウザでブックマーク保存したりしておきましょう。
これをやっておくだけでも「今の状態がどうしてもきつくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。
こうやってストレスと過労でどうしようもなくなる前に、転職という対抗策をとれるようにしておくことが大切。
転職サイトは誰でも無料で使えるものなので、使わない手はありません。
あなたには、思っているよりたくさんの選択肢が残されている
↓転職サイトに無料登録して希望年収や希望勤務地などを入力しておくと、
自分の職歴や保有資格にあった、採用される可能性が高い求人がメールで送られてきます。
自分で検索してたらまず選択肢には入れていなかっただろうけれど、
「よくみたらこれいいかも」と思えるような求人がチラホラ出てくると思います。
こういう求人も情報としてストックしておきましょう。
こうやって日常的に転職サイトをチェックするくせをつけておくと、
今の自分には思ったよりもたくさんの選択肢があることに気づくと思います。
最終的に転職するかどうかはわからなくても、
世の中から見たときの自分の価値や立ち位置を客観的に知ることにつながるので、メリットは非常に大きいですよ。
転職サイトは誰でも無料で使うことができます。
変な電話連絡がくるようなこともないですし、いつでも退会可能です。
経理として転職成功を目指す人は、経理専門の転職サイトをフル活用しましょう。
転職サイトは完全無料で使える最強の情報ツールです。
今すぐは転職活動を始められない人も、まずは情報収集から始めてみましょう。